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ジパング、時価総額2000億円超に


[2008/10/15]
   ジパング(福岡県福岡市、松藤民輔社長、証券コード2457)の時価総額が10月15日のグリーンシート市場終値で2124億円となった。同社はグリーンシート登録のアスクリンクが10月1日に非上場のジパングを吸収合併した会社で、合併後の商号をジパングに変更しグリーンシート登録を継続している。

   アスクリンクは2007年3月期より債務超過に陥り資本の増強を必要としていたが、合併に向けての基本合意を基に旧ジパングがアスクリンクの増資引受を2008年1月より開始。3月末には旧ジパングがアスクリンクの発行済み株式の約75%を持つ筆頭株主になっていた。2007年12月までは1億円程度だったアスクリンクの時価総額は3月末には10億円、9月末には17億円までに急増していた。

   さらに、合併後のジパングの株価はわずか10営業日で合併前のアスクリンクの9月末株価18,000円から15日の終値で48,000円まで急騰、合併により旧ジパング株主に発行される大量の新株4,330,064株を含めた時価総額は2124億円にまで達した。これは、10月15日現在東証マザーズの時価総額1位USJ(2142)の1044億円、2位ミクシィ(2121)の976億円、ジャスダックの時価総額5位マクドナルド(2702)の1895億円など代表的な新興市場銘柄を凌ぐ規模となっている。合併後の新株が売却可能となるのは11月中旬で、現在市場で売却可能な株数は全株式の2.16%にあたる旧アスクリンクの95,615株のみで、さらに旧ジパングが保有していた内72,000株が合併後のジパング自社株となることを考慮すれば、わずか0.53%の23,615株が流通しているに過ぎず株価急騰の一因となっている模様だ。
   現在の時価総額を基にPBR・PERを計算すると、2008年3月期のアスクリンクと旧ジパングの純資産合計は702百万円でPBRは295倍、純利益合計は24百万円でPERは8676倍となり、今期合併後のジパングの業績予想では純利益67百万円でPERは3151倍となる。

   また、ジパングの時価総額急増によりグリーンシート全体の値動きを示す株価指数ERIXは9月末の70.35ポイントから154.15ポイントまで急伸、2006年9月1日以来約2年ぶりに150ポイント台を回復している。さらに、グリーンシートの代表銘柄で占める株価指数ERIX Coreの時価総額をERIXの時価総額で割ったERIX Core比率は、過去30%から60%程度で推移してきたが10月1日から急落し15日現在4%台まで低下している。

   合併後のジパングはアスクリンクのIR支援等の企画制作事業・温浴スパ等の開発事業をアスクリンク事業として継続するが、主力事業は旧ジパングが手がける金生産関連事業となる。同社は北米や南アフリカの金鉱山会社を対象に買収を検討しており、買収事案が決定した場合11月から12月をめどに20億円程度の公募増資をしたいとしている。


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